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今更「人生がときめく片づけの魔法」を読んだ

ライフハック 読書 ミニマリスト 片付け

天邪鬼なので、ベストセラーみたいなものは読みたくない。流行りものに言及したくない(アニメ除く)。なのでこの本も若干気になってはいたものの、読まないでいた。「魔法」とか「ときめき」なんて言葉が嘘臭すぎる感じがする。東京にいた頃、よく通っていたバーガーキングマルチ商法の勧誘してる奴らがいつものように「金持ち父さん貧乏父さん」を薦めてるのを見たような気持ちが湧いていた。が、結局読んでみることにした。結論としては確かに若干スピリチュアルなものいいというか怪しげな文言も入っているが、そこまで怪しさ満点という感じじゃない。それどころか結構面白くてためになった感じがする。

人生がときめく片づけの魔法

人生がときめく片づけの魔法

こんまり本のここがよかった

1.わかりやすい

義務教育の家庭科なんかで片付け方を教えることはほぼない癖に、親に片付けろと言われるのは何かおかしくない?という問いが書かれている。確かにその通り。で、その方法、原則とハウツーを書いてくれてある。 ダイエットと同じで一度片付けてもまた汚くなるというのは結構みんな経験あると思う。それをリバウンドと呼んでいる。で、片付けに加えてそのリバウンドしない方法についても書かれている。

で、その原則は ・捨てるかどうかの見極め ・モノの定位置を決める の2つ

変なルールをいくつも提示されるよりも、シンプルで簡単なルールを少なく提示されるほうがやりやすい。

2.意外と理屈っぽい

片付けの原則の1つである捨てるということに対して、買ったはいいけどあんまり着てない服のように捨てようにももったいないなどで捨てられないものがあった場合のハウツーとして 『買った瞬間にときめかせてくれて、ありがとう』『私に合わないタイプの服を教えてくれて、ありがとう』といって、捨ててあげればいいのです となんとも怪しげな理由付けをしているけど、そのあとで「モノには全て役割がある」「役割を適切に考えてやればそれらの服は既に役目を終えたと考えられる」という理由付けも合わせてしている。前者の理由付けはあまりにもあいまいな感じであまり従いたくないが、後者はまぁそれなりに理屈があるので従う気持ちにもなれる。こういう感じでスピリチュアルな理由を提示しても、そのあとでちゃんと理屈もある理由を提示してくれているので結構うなずける場所は多い

3.言い回しがいい

昔、片付けにハマりすぎて家族のものも片付けるようになったというかいらなそうなモノを勝手に捨ててしかもバレたらしらばっくれてそれでもダメなら開き直るという横暴に出ていたというエピソードでは「昔の自分に強めのビンタでもして、やめさせたい」と言ってたり、客のお宅訪問して片付けのコンサルタントしていたとき、ある客はトイレットペーパーを80ロールもストックしていたという話では、客がそんな異常なくらいトイレットペーパーのストックを持っていた理由というか言い訳として「お腹が緩くてすぐペーパーを使いきっちゃう」と言ったのに対して「片付け術の伝授よりも軟膏をプレゼントしてあげたい」と言っていたり。全然片付け関係ないけど、こういう言い回しは結構好きだった。

ときめいたら保存、ときめかなかったら捨てるということに対して

片付けの原則の1つは捨てるかどうかの見極めと言ってる。で、捨てるかどうかの見極めがその対象のモノを棚から出して手にとって「ときめくかどうか」で判断する。ときめいたら保存、ときめかなかったら捨てるということ。 これに対しては「感覚的」で「触れればわかる」という理由しか書かれてなかったし、絶対にモノに触れるように書かれていた。とにかく一度手にとって見ることが大事とのこと。何となく分かる気がする。自分の場合は本が多いが、今まで本を片付けるときに自分で手に持って「ああこれ読もうと思ってたけどもうそんな気しないし…でもいつか読むかもな」とかんがえるときが多かった。これは多分ときめいてないんだと思う。で、結局そういう本はとっておいてあるけど今のところほぼ全て読んでないし、読む気もあまり起こらない。ということに気づいたので、割とこの方法は説明がなくても納得できるところがある。本などは既に本棚に入れられているものを背表紙を見て判断すればいいものを、わざわざ本棚から出させて手にとって判断するよう書かれている。背表紙からだと本1冊1冊に対する判断の時間があまり与えられないから捨てられなくなるのだと思う。音楽やテレビをつけながら片付けするのも本では薦めていない。ノリで捨てるのもアウトらしい。とにかく全てのモノに対してある程度の時間と集中力を使って判断をすべきらしい。

捨てることへの後押し

モノを買うことは買うこと自体に意味というか役割があって、買った時点でそのモノの役割が終わってしまうというようなことも書かれている。自分の場合、本を買った時にその知識を得たいと思っていたし、その気持というか高揚感を金で買ったと思えばまぁ捨てれるのかなと思う。普通に考えればもったいないという気持ちが芽生えるけど、役割を果たしたと理屈をつけて自分を納得させれば捨てることへのハードルも多少下がるだろう。

ということで、多分片付けに関してはもうこの本だけ見ておけばいいような気がする。