片付ける場所を区切る

片付けをするときは一気にやれ、片付けは祭りだ!ということがこんまり本に書いてあった。 その通りだなと思ったけど、どれくらいの時間が「一気に」なのだろうというのはちょっと疑問だった。一気にといっても、例えば1日で押入れを片付けるというのは程度にもよるけど無理がある。こんまり本の中でも、推測する限りでは衣類を片付けるのに数週間から数ヶ月かかってる場合もあるっぽい。

自分の解釈としては、一気にやったほうがモノを手放すときにスピード感をもってガンガン捨てていけることと、短期集中でないとモチベーションが保てないから、一気にやるべきなのかなと思ったりした。自分で片付けていても、最初は手放そうかどうしようか選択するだけでもやたらと集中力を使っていたけど、ある程度ポイポイ捨てていると、その決断に要するスピードが早くなっている手応えがある。あと、今日はなんか物凄く片付いたな!という気持ちを感じることが出来ないとモチベーションが上がらない。あんまりにも先が見えないと、片付けていてもキリがない!みたいな気分になって嫌になる。

片付けていて嫌にならないようにするには、あるいは、片付いたな!と上手いこと感じられるようにするには、片付けの単位を区切るのが大事。漠然と押し入れを片付けようと思っても、全然片付かないし、進んでる感じがないとやる気も出ない。そこは一種のトリックを使って、「押し入れの中の衣類を片付ける」とか「衣類のトップスを片付ける」とか「トップスの夏物を片付ける」とかって区切って決めてしまえば、進捗率もあがる。同じだけ片付けたとしても、「今日は押し入れの一部しか片付かなかった…」と考えるのと「今日は夏物のトップスを全部片付けられた!」と考えるのでは満足度に違いが出るはず。

片付けだけに言えることじゃないけど、全体で見てしまうとどうしても時間がかかって効果も感じられないのなら、もっと小さな部分にフォーカスして進んでいるという気分を感じることができないとうまくいかない。そんな気がした。