個性的じゃないとどうなるのか?

一昔前は個性個性言われてたけど、最近はとんと聞かなくなった。単純にそういうのを聞かないようにしてるだけなのかもしれない。単純にインプットの量が少なくなっただけだからなのかもしれないけど。

なんにしても、脅迫的なくらいに個性を持てと言われていた時があった。で、実際みんな個性的になったんだろうか。自分はどうだろうか。無職って個性的なのか。多分違う。いや、絶対違う。自分じゃなくても、働いてる人でもお世辞にもそう物凄く目立つって感じじゃない人はたくさんいる。世の中の多くの人は、それらの人がイメージするような奇抜なことをしてメチャクチャに目立ったり物凄く外見が良かったりするわけでもない、つまり個性的でない人だと思う。

結局多くの人が無個性になってどうなったんだろうか。無個性だとどうなるのか?死ぬのか?いや、死んではいない。職につけないのか?いや、そうでもなさそう。むしろ普通の企業ならマニュアル化を推し進めるだろうし、それは無個性化を推し進めているのと同じじゃないか。職につけないわけでもない。友だちがいて恋人がいて結婚して子供がいたりしてなんて人は多くいる。

じゃあなんだったんだ?個性ってなんだったんだ?それを獲得しないと、何が失われると思われていたのか?なんだかよく分からない。